前回の記事では、コーヒーをこぼした際の応急処置的なシミ抜きの手順を解説しました。

ご紹介した通り、コーヒーはこぼした直後なら比較的楽にシミ抜きできるのですが、時間が経つほどシミ抜きの難易度が上がります。
そこで今回は、時間がたったコーヒーのシミ抜きの手順をご紹介します。
コーヒーの頑固な汚れに効果的な、秘密のシミ抜きアイテムも大公開。
コーヒーのシミからオサラバして、キレイなカーペットを保ちましょう!
- まずは応急処置を試そう
- 100均で売っている「アレ」を使おう
- それでもダメなら3つの手段で解決しよう
基本的なコーヒーのシミ抜き手順を試そう
時間がたったコーヒーのシミでも、まずは基本的なシミ抜きの手順を試してみましょう。
なるべくシンプルな方法でシミ抜きできたほうが、カーペットに負担をかけずに済むからです。
コーヒーのシミの特徴や、基本的なシミ抜きはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
まだ読んでいない方は、先にこちらをご覧ください。

これまでの手順で取りきれなかったしつこいシミや、時間が経ってしまったシミには、あるアイテムが有効です。
次の章で詳しく見ていきましょう。
時間がたったコーヒーのシミ抜きには「セスキ炭酸ソーダ」
基本的な方法で解決しなかったときに使いたい、秘密のシミ抜きアイテム。
それはセスキ炭酸ソーダです。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性の無機化合物で、掃除や洗濯に幅広く使えるエコ洗剤。
重曹も同じアルカリ性ですが、重曹よりもアルカリ濃度が強いためより強力に汚れを分解できます。
それでいて、体への負担が少ないため安心して使うことができ、環境にも優しいということで注目を集めています。
耳馴染みが薄いかもしれませんが、スーパーやドラッグストア、最近では100円ショップなどで販売されています。
重曹やクエン酸などと一緒に、掃除用具のエリアに陳列されていることが多く、簡単に手に入れることができます。
「セスキ炭酸ソーダ」を使ったコーヒーのシミ抜き手順
ここからは、セスキ炭酸ソーダを使ってシミ抜きする際の具体的な手順を確認していきましょう。
必要な道具は前回ご紹介したものとほとんど同じです。
- タオル
- 歯ブラシ
- 水、もしくはぬるま湯
- セスキ炭酸ソーダ
- スプレーボトル

① セスキスプレーを作る
水とセスキ炭酸ソーダを混ぜた「セスキスプレー」を作ります。
セスキ炭酸ソーダ小さじ1に対して水500ml程度の分量が目安です。
水をぬるま湯にするとさらに効果的です。
② セスキスプレーを吹きかけてたたく
コーヒーのシミにタオルをあてがい、その上からセスキスプレーを吹きかけます。
そして、その上から歯ブラシを使って軽くたたいて汚れを吸い出していきます。
それでもシミが取れない場合は?
セスキスプレーを使ってもシミが抜けない場合はどうすればいいのでしょうか。
抜本的な案も含め、以下の3つをご紹介します。
- カーペット専用のシミ抜き洗剤を使う
- 業者・プロに依頼する
- 不用品として回収してもらう
カーペット専用のシミ抜き洗剤を使う
カーペット専用のシミ抜き洗剤はドラッグストアや、最近ではネット通販でも入手することができます。
値段は500円前後のものが多く、セスキ炭酸ソーダよりは高いものの比較的取り入れやすい方法と言えます。
業者・プロに依頼する
ダスキンなど、カーペットクリーニングの専門業者に依頼する方法もあります。
料金はカーペットの大きさにもよりますが、最低でも1万円以上かかることが多く、かなりのコストを覚悟する必要があります。
高価だったり、思い入れのあるカーペットであれば検討の余地あり、といったところ。
基本的に自宅で作業してもらうことになるので、その点も注意が必要です。
不用品として回収してもらう
どうしても落とせないシミができた場合は、未練を断ち切って新しいカーペットに買い換えてしまうのも方法のひとつです。
不要になったカーペットは自治体に回収を依頼するのが一般的ですが、時間や運び出しの手間がかかります。
そのため、最近では不用品回収業者に引き取ってもらう方法が人気です。
24時間365日対応している不用品回収業者もあるので、忙しい方にとっては有効な解決策になるでしょう。
「カーペット×しつこいコーヒーのシミ抜き」まとめ
- まずは応急処置を試そう
- 100均でも売っている「セスキ炭酸ソーダ」を使おう
- それでもダメならこの3つ
- 専用のシミ抜き洗剤を使う
- シミ抜きのプロに頼る
- 不用品回収に出す
カーペットについたしつこいコーヒーのシミ抜き手順と、どうしても解決しない場合の選択肢をご紹介しました。
水溶性とはいえ侮れないコーヒーのシミ。
今回ご紹介した方法を使って、できる限りきれいに使ってあげたいですね。